10年前の今日この日に。闘病の記録

2007年3月。ずっと続くと思っていた当たり前の毎日が一変しました。40歳になったばかりの夫に、まさかのがんの診断。あの日、何があったんだろう、何を感じていたんだろう。10年前のふたりそれぞれの日記・記録を、2017年の同じ日付の日に。「あのとき」を改めて読み返します。

ツマ子:

2007年3月10日(土)

 

お昼、パンを食べた。

家にいると、背中が痛いそうだ。

 

あーー。ため息ばかり出る。

眠くなったと昼寝。

もう少ししたら、買い物にいくつもり。

入院前、こんなんでよいの?

 

昼寝の間、肺がんから副腎に転移というブログを検索してみる。

少ないのかな。それとも生きていないということかな。

なかなか出ない。

 

出てくるのは、初期→術後1、2カ月で転移。

肝、副腎、骨、脳というケースが多い。

このうち、オット君ですでに分かっているのは、

肝臓はきれいだということ。

 

どのHPをみても、まずい感じだ。

7カ月で亡くなるとか、ザラ。頼むよ。

肺がんは難しい。

なぜなら自覚症状がなく、進行してから発見されるから、と。

ステージを考慮すると、もっと結果は厳しい。

でも、10%のうちの一人になれればいいだけだ。

 

主治医O先生、どんな先生なのだろう。

1回しかない人生なので、納得のいく治療を受けてほしい。

例の、切除、寛解の実績がある病院も気になる。

 

昼食後、買い物へ。

途中、だいぶ疲れた顔になっていた。

他はあきらめ、帽子を買うことに。

 

抗がん剤の副作用を考え、

「髪が見えないように」にかなりこだわっていて、さびしい。

 

ニット系の帽子を進めてくれた。

かぶってみると、一気に病人化…。

事情を話すと、「そういう人もよくいますよ、それなら

もう少しデザイン性があるのがいいかもしれませんね」と選んでくれた。

いい感じ。

 

今まで帽子は似合わないから嫌だと言っていたけれど、

似合うのがみつかってよかったね!

 

夜、もう眠いと言いつつ、はじめてコンニャク湿布を試してみる。

すごく気持ちがいいみたい。

15分、コンニャクを煮て、30分湿布。

時間がかかって嫌だといっていたが、気持ちよかったらしく、

コンニャクをもう一度温め直してやるほど。

ぐっすり眠れそう、らしい。